columnコラム
顎の関節が鳴る!これって顎関節症?
皆さんこんにちは。
東向島歯科です。
お口周りの病気といえば、むし歯・歯周病がまず頭に思い浮かびますが「顎関節症」という病気も意外に多いことをご存知でしょうか?
顎関節症とは、顎の関節に異常が生じる病気で、上下の顎の骨のバランスや歯並びが悪い日本人によく見られます。
口を開けたり閉めたりした時に、顎の関節がカクカク・ジャリジャリ鳴る場合は顎関節症かもしれません。
顎関節症ではその他、顎の筋肉が痛い、口を大きく開けない、などの症状が現れます。
顎関節症の原因は、ひとつに絞れないことが多いです。
そのため顎関節症を完治させることも容易ではないのですが、精密に検査することで原因を突き止めることは可能です。
具体的には次に挙げるような原因が考えられます。
・歯ぎしり、食いしばり(=ブラキシズム)
・噛み合わせの異常
・ストレスの蓄積
・頬杖をつく癖、うつぶせ寝
このうちの歯ぎしり・食いしばり、噛み合わせの異常は歯科医院で改善することが可能です。
歯ぎしり・食いしばりといった悪習癖は、スプリント療法と呼ばれるマウスピースを使った治療で改善することができます。
「ナイトガード」とも呼ばれるマウスピースを就寝中に装着していると、歯ぎしりによる歯や顎の関節への負担が軽減され、顎関節症の症状も緩和されていきます。
ただし、歯ぎしり・食いしばりを根本から治す方法ではない点にご注意ください。
歯ぎしり・食いしばりといった悪習癖は、できるだけストレスを受けない、疲れをため込まないことで解消することが可能です。
実は、顎関節症は一定の年齢を過ぎると自然に症状が治まっていくことも珍しくありません。
ですから、顎関節症が疑われるからといって、必ず積極的な治療が必要になるわけでもないのです。
その一方、きちんと治療をしなければ取り返しのつかない病態まで発展することもあるため十分にご注意ください。
このように、顎の関節が鳴ったり、顎関節周囲の筋肉が痛かったりする場合は、顎関節症が疑われますので、まずは東向島歯科のような口腔外科にも対応している歯医者さんに診てもらいましょう。
当院は「曳舟駅」より徒歩5分で、平日は朝9時から夜22時まで診療しておりますので、お忙しい方でも無理なく通院できるかと思います。